商店街ひろば
甘さピカイチ!大熊のキウイ・紅妃 マルトSC平尼子店で限定販売
いわき市や茨城県でスーパーマーケットを展開する「マルト」(本社・勿来町窪田、安島浩代表取締役社長)は22日、平字尼子町のSC平尼子店で、双葉郡大熊町産のキウイ「紅妃(こうひ)」の限定販売を行っている。いわき市で一定数量取り扱われるのは初。
大熊町は東京電力福島第一原発事故前、キウイが特産品として知られていた。そのため原発事故からの復興を目指し、県外から移住した若手2人が復活に取り組んでおり、2026(令和8)年にも本格的な収穫・出荷を検討している。
キウイ栽培を進めるのは「ReFruits」。担当者の一人で、取締役の阿部翔太郎さん(24)は「赤い断面の珍しさとともに、最大で21度を誇る甘さが特徴の紅妃。クリーミーな舌触りもあり、キウイが苦手な人でも食べられます」と胸を張る。
こうした熱意に対し、地域振興にも携わるマルトが協力。来年10月には初の双葉郡進出となる「マルト大熊店」のオープンも控えており、スーパーマーケットとして営農再開も後押ししようと、まずは「紅妃を広く知ってもらいたい」とSC平尼子店の売り場を快く提供した。
限定販売では紅妃とともに、香川県産の希少完熟キウイ「さぬきキウイっ子」を並べ、食べ比べを楽しんでもらっている。阿部さんは買い物客に向け、積極的に試食を呼びかけ、大熊町が誇るキウイの魅力をアピールしていた。
価格は紅妃、さぬきキウイっ子ともに499円(税込)。紅妃とイチゴを使ったフルーツサンド「ズバサンミニ」もある。539円(同)。いずれも無くなり次第終了。
(写真:試食を呼びかけるReFruitsの阿部さん)