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片隅抄

2019.01.23

日本の伝統芸能の一つに講談がある。歯切れよい口調、独特のリズムで物語を展開、聞く人を魅了する。その芸を伝える講談師に本市出身の神田香織さんがいる▼東日本大震災直後、一度だけ取材でお会いしたことがある。当時、被災者が身を寄せていた勿来体育館を訪れ、お年寄りらの話を聞きながら、優しい言葉をかけていた。芸に生きる人だけに当たりがきついかと思ったが、そんなそぶりも感じなかった▼2月9、10日にわたり神田さんが市内で芸を披露する。まず9日は市文化センターで「神田香織、天田愚庵の青春を語る」。翌日も同じ会場で「花も嵐も講釈師が語ります~バツイチ子連れ、泣き笑い半世紀~」が開かれる▼本市出身の歌僧天田愚庵の青年期、次は夢を追った上京時から傷心後の帰郷などを仕事、子育てとともに語る。長い時間をかけ磨き上げたプロの話芸は、聴衆を飽きさせることはない。10日は申し込み制だが、いずれも入場無料。

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