100余年の高校球史に新たな一ページが刻まれた。今夏、仙台育英(宮城)が甲子園大会で東北勢初の優勝を飾った。試合後、悲願を果たした須江航監督の「青春って凄く密」の一節が印象的なスピーチは大会が終わってもなお、人々の心に感動を与え続ける▼磐城が21世紀枠でセンバツ出場するはずだった令和2年春。須江監督は「選手の頑張りに応えてあげたい」とコロナ禍で大会が中止となる中、出場が決まっていた東北勢3校による代替大会を発案した▼結果、その年の夏、甲子園球場で全出場校による交流試合が行われた。磐城も試合には敗れたが、聖地で躍動する姿が市民に感動を与えた▼来春のセンバツへの第一関門となる秋の高校野球支部予選が県内各地で開幕。いわき支部も出場11校・10チームが白球のドラマを繰り広げている。聖地への返り咲きを目指す磐城もいわき湯本との接戦を制し、初戦を突破。もう見えない敵に球児たちの夢舞台を譲る気はない。
100余年の高校球史に新たな一ページが刻まれた。今夏、仙台育英(宮城)が甲子園大会で東北勢初の優勝を飾った。試合後、悲願を果たした須江航監督の「青春って凄く密」の一節が印象的なスピーチは大会が終わってもなお、人々の心に感動を与え続ける▼磐城が21世紀枠でセンバツ出場するはずだった令和2年春。須江監督は「選手の頑張りに応えてあげたい」とコロナ禍で大会が中止となる中、出場が決まっていた東北勢3校による代替大会を発案した▼結果、その年の夏、甲子園球場で全出場校による交流試合が行われた。磐城も試合には敗れたが、聖地で躍動する姿が市民に感動を与えた▼来春のセンバツへの第一関門となる秋の高校野球支部予選が県内各地で開幕。いわき支部も出場11校・10チームが白球のドラマを繰り広げている。聖地への返り咲きを目指す磐城もいわき湯本との接戦を制し、初戦を突破。もう見えない敵に球児たちの夢舞台を譲る気はない。