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いわきFC 天皇杯・徳島戦 初スタメン下田が活躍 逆転負けも好材料に

 ■天皇杯2回戦 いわきFC1―2徳島ヴォルティス(7日、鳴門大塚)
 ▽得点【い】遠藤(後45+3)【徳】棚橋(後45+5)千葉(延長後10)
 延長の末に逆転負けとなった天皇杯2回戦だったが、今季初めての先発を任されたMF下田栄祐(19)の活躍は、今後の好材料と言えるだろう。U―18(18歳以下)の日本代表にも選出された経験を持つ下田は、J1鹿島アントラーズから、2年間の育成型期限付き移籍で、いわきFCに今季から加入した。ボランチとして、将来を期待される選手だ。
 けがもあって、練習試合にすら出ていなかったが、村主博正監督(46)は「練習でも高卒1年目とは思えない、冷静さのあるプレーをいつもしている」と高い評価を寄せている。
 初スタメンとなった下田は「考えすぎず伸び伸びやれば、自分のパフォーマンスが出せると思っていた。カウンターでゴール前へ行くのも得意で、あと一歩だった」と試合を振り返った。けがに関しても「プレーできないのはつらかったが、いろいろ選手の特徴を、上から見ることができた」と前向きな姿勢を見せる。
 村主監督は次戦以降の起用も示唆する。リーグ戦ではJ3降格圏に沈むいわきだが、こうした若手の台頭を飛躍のきっかけとしたい。

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