10㌢以上の積雪があった12日早朝。寒さをこらえながら雪かきをした。部屋に戻ってみると、あっという間に1時間。雪国では、これが冬の日課なのだから頭が下がる。気候条件では申し分のない、いわきの住みやすさを実感する▼一方で、雪への対応力の乏しさは顕著だ。わずかな積雪でも、とたんに交通機関は混乱する。雪が少ない以上、冬タイヤへの履き替えは各自の判断に委ねられるが、ノーマルタイヤで雪道を運転する無謀さには言葉がない▼加えて積雪があったときは、車の雪下ろしだけでもできないか。先日もフロントガラスの3分1ほどが雪で覆われ、視界が遮られた状態で運転するドライバーを見掛けた。積もった雪が走行中に道路に落ちれば、他の車両の走行の妨げにもなりかねない▼無責任な判断が、周囲に危険を及ぼしていることを認識すべきだ。今日も朝から雪に見舞われた。ノーマルタイヤの心構えは飲酒運転と同じ。「降ったら乗るな」である。