「野球しようぜ」――米メジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)の心がこもった新品のグローブがいわき市にも届き、このうち平三小(菅野輝義校長、児童389人)では11日、全校児童が出席して寄贈グローブのお披露目会を開いた。
このグローブは、野球をする子どもの数が減っている現状を憂慮した大谷選手が、「野球に興味を持つきっかになれば」と、全国にある約2万校の小学校(1校につき右用2つ、左用1つ)に約6万個のグローブを寄贈したもの。
いわき市には先週のはじめ、市教委に届けられ、各学校に配布した。少数派の左利きに配慮しただけでなく、右利き用も大小2つのサイズに分けられている。
お披露目会では、菅野校長が大谷選手からのメッセージを読み上げ、「大谷選手は高校生のとき、自分の夢をかなえるために何が必要か書き出し、計画して、1つ1つ実行していきました。みなさんも、自分の夢をかなえるために努力しましょう」と呼びかけた。
このあと代表して、6年生の土赤祐人、柳井蒼徠、井上和香さんが大事そうに箱を開けて壇上から児童たちにグローブを披露。早速、始球式ならぬ記念のキャッチボールを行った。
(写真:最初にグローブをはめた代表の児童3人)
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