いわき観光まちづくりビューローと小名浜まちづくり市民会議は8日午後、小名浜特別地域気象観測所(旧小名浜測候所)の標本木の桜(ソメイヨシノ)が満開を迎えたと発表した。見ごろは今週いっぱいという。
同測候所元解説官の島田栄二郎さん(80)と元所長の伊藤和男さん(79)、両団体の事務局が同日、標本木を観測をしたところ、8割以上のつぼみが咲いた状態となっているのを確認した。
同所での満開の平年値は4月10日、昨年の満開は3月27日だったため、今年は平年より2日早く、昨年より12日遅い。
発表のあった8日は午前中から降り続いた雨は午後から小ぶりとなり、桜の名所のひとつでもあるJR湯本駅前の御幸山公園では、花見提灯が飾られた約300本のソメイヨシノを見ようと、傘を片手にした花見客が次々と訪れていた。
まさに今が満開で、駅前の夜景も一緒に楽しめることから、携帯電話のカメラでうれしそうに情景を撮影する姿が。地元では「いわき湯本温泉さくらまつり」と題し、近くの観音山公園もライトアップしており(5月6日まで)、温泉郷をやさしい光で彩っている。
(写真:花見提灯が飾られたJR湯本駅前の御幸山公園)
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