パリ五輪のサッカー女子日本代表(なでしこジャパン=世界ランキング7位)は25日(日本時間26日未明)、フランス・ナントのボジョワール競技場で、1次リーグC組の初戦として、昨年のワールドカップ覇者のスペイン(同1位)と対戦し、1―2で逆転負けを喫した。
いわき市平出身で、バックアップメンバーのFW千葉玲海菜(25)=アイントラハト・フランクフルト=がベンチ入りを果たし、後半35分から投入された。千葉が五輪の舞台に立つの初。
大会直前に規定が変更され、登録メンバー18人に加え、千葉を含めたバックアップメンバー4人の計22人から、コンディションに応じて18人が選出できる柔軟な運用となっていた。
試合は前半13分にMF藤野あおば(20)=日テレ・東京ヴェルディベレーザ=が、ゴール前右での直接フリーキックを決めて先制。しかし同22分に細かいパスから守備を交わされ失点し、後半29分に勝ち越しを許した。
千葉は積極的にゴールを狙いに行き、スペイン選手と果敢に競り合うも、分厚い守備にあと一歩及ばなかった。
1次リーグ突破を懸け、第2戦は28日午後5時(同29日午前0時)にブラジル(同9位)、第3戦は31日午後5時(同8月1日午前0時)にナイジェリア(同36位)が相手となる。
五輪は26日午後7時半(日本時間27日午前2時半)から開会式が行われる。
(写真:初戦に臨んだなでしこジャパン=武藤要撮影 読売新聞社配信)
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