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今年も「ハタチ酒」完成 田植えから若者たち手がける いわき市4カ所で販売中

 次世代の飲み手になる19~20歳の若者に日本酒を親しんでもらい、酒造り体験の場を提供する「いわきハタチ酒プロジェクト」の第7期による新酒が完成した。参加した若者に瓶詰めした酒の贈呈式・懇親会が2日、いわき新舞子ハイツで開かれた。
 この活動は、いわき市内の4酒販店でつくる同プロジェクト委員会(永山満久代表・澤木屋)が趣旨に賛同した太平桜酒造=常磐下湯長谷町=、酒米栽培農家の協力で2018(平成30)年から始まり、酒米の田植え、収穫、醸造にいたるまで毎年行われている。
 第7期は市内外の20代学生、社会人7人が参加。常磐藤原町の滝正嗣さん所有の水田で酒米(県オリジナル酒造好適米品種「夢の香」)の田植え、稲刈り、同酒造でこうじ作り、仕込み、上槽など一連の作業に加え、市大物産展や県観光物産館での販売協力などに努めた。
 永山代表が「皆さんは田植えから稲刈り、酒造りと貴重な体験をした。出来立ての新酒を自分の記念とし、飲食店で見かけたらPRしてください」とあいさつ。伊藤向日葵さん(20)=平出身、筑波大比較文化学類2年=は「田植えから酒造りまで、とても楽しかった。いわきの酒文化に触れることのでき、有意義な体験だった」と感想を述べた。
 今期の「ハタチ酒」は、量的に1升瓶700本分になる。澤木屋(平字中町)、あわのや酒店(同大工町)、タイヘイ酒店(常磐下湯長谷町)で販売している。価格は税込みで、4合瓶(720ml)1760円、1升瓶(1・8l)3410円。今年11~12月ごろには「ハタチ酒樽酒」も販売予定。
 (写真:ハタチ酒を手にする今期の参加者と永山代表)

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