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高校野球 聖光学院が4年連続甲子園へ 遠藤(四倉中出身)も歓喜の輪に

 第107回全国高校野球選手権福島大会(県高野連などの主催)は25日、大会最終日を迎え、ヨークいわきスタジアムで決勝が行われた。
 決勝では、第1シードで今春の選抜大会8強の聖光学院(伊達市)が、ノーシードで勝ち上がってきた会津北嶺(会津若松市)を10―3で破り、4年連続20回目の夏の甲子園出場を決めた。
 全国大会は8月5日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する。同1日に開幕戦の抽選をオンラインで実施し、その他の組み合わせについては同3日に決定する。
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 聖光学院ナインのいわき勢として、遠藤颯斗(3年)は右翼でゲームセットの瞬間を迎えると、仲間のもとに笑顔で駆け、ともに歓喜の輪をつくった。うれしさのあまり、思わず右手の人差し指を立てたが、「自然に出ていました」と笑顔で振り返る。
 遠藤は四倉中出身で、中学時代には市の軟式野球部選抜チーム「いわき松風クラブ」に所属。より高いレベルでのプレーを目指し、聖光学院の門をたたいた。
 俊足強打を持ち味としており、左翼を中心に外野を守ってきた。今春の選抜大会では初戦の常葉大菊川(静岡)戦で五番を任されたが、夏は控えとしてチームを盛り立てている。
 ただ本人には気負いはない。「自分たちには日本一を取る目標がある。聖光学院で背番号をもらえることの意味をかみしめ、試合に出ている選手のため、自分のできることをしたい」ときっぱり。
 決勝では仲間をサポートしながら出番に備えた。九回に守備固めとしてスコアボードに名を連ねると、はつらつと白球を追った。
 特にこの1年では、精神面での成長を感じているという。「技術面も向上していると思うが、やはりメンタルが強くなった。物事のとらえ方が変わった」と明かす。
 いわきから聖地へ。「地元の皆さんに勇気を与えられるようなプレーがしたい」。遠藤の夏はこれからさらにアツくなる。
 (写真:甲子園出場を決めて喜ぶ聖光学院ナイン)

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