東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故による屋外活動が制限されたことを機に、当時のプロ野球選手会が福島県の中学野球界とともに考案し、いわき市で最初の大会が開催された「キャッチボールクラシック(CBC)」。
全国大会やオンラインでの国際試合が行われ、選手会も野球の原点ともいえる同競技の普及推進に取り組むなど、『いわき市発』の競技は世界的な広まりを見せている。
18日には冠に『復興交流』と名付けた大会(市中学校野球磐球会主催)が南部スタジアムで催され、市内の小・中学校、保護者たちでつくる47チーム・423人が熱戦を繰り広げた。
キャッチボールの正確さとスピードを競うCBC。9人1チームが5人と4人に分かれ、2分の制限時間内に7mの距離で何回キャッチボールができたかを競う。
復興の象徴のひとつとして親しまれてきたが、近年は世代交代で震災を知らない世代がプレーヤーとなっていることから、磐球会(佐々木孝会長)では「震災の教訓を風化させることなく次世代に繋つなぐ」といった趣旨をもとに、大会名に復興交流を冠した。
小学生の部は小名浜少年野球教室Aが106回で頂点に立ち、中学生の部は中央台北が118回で優勝を飾った。また一般の部は、四倉中父が94回でトップとなった。
このほかアトラクションとして、距離を10mに広げ、制限時間1分以内に選手2人でキャッチボールの回数を競い合う「ギネスに挑戦」コーナーも実施した。
各チームから1組ずつが挑んだ結果、草野中の友景奏志・坂本利成組、小名浜一中の平子恭太郎・阿部悠希組がそれぞれ、プロ野球の紅林弘太郎(オリックス)、中野拓夢(阪神)両選手によるギネス記録を3上回る58回を打ち出して、会場をどよめかせた。
(写真:力強くボールを投げ合う選手たち)
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いわきから世界に広がるキャッチボールクラシック 地元の大会で熱戦






