スポーツ取材で欠かせないものに、優勝チームの集合写真撮影がある▼紙面に載った写真は、わが子の晴れ姿を記念にしようという家族からのの注文が多いので、撮影の際は、後ろの人の顔が隠れないようにとか、目をつぶっていないかとか注意を怠れない▼このとき、ポーズの注文にもひと苦労する。お馴染みなのがガッツポーズ。もうかれこれ半世紀ほどこの仕事に携わっているが、今も相変わらず「右手でガッツポーズ!」を選手たちにお願いしている。さて、ほかに何か斬新なポーズはないものか……▼このガッツポーズは、2日に亡くなった元プロボクサーで俳優のガッツ石松さんが由来だと聞いている。劇的なノックアウト勝利でリングのロープから観客の祝福にガッツポーズで応える姿が懐かしい。抄子はボクサーとしてはもちろん、俳優としてのガッツさんの素朴な演技も好きだった。「おしん」「北の国から」で見せた存在感は今でも目に焼き付いている。