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アジアパラ競技大会 平中平窪出身の柔道・半谷静香 鮮やかな技で金メダル
アジアパラ競技大会の柔道女子J1―52kg級決勝が19日、愛知県名古屋市の愛知県武道館で行われ、平中平窪出身の半谷静香(38)が、モンゴルのトグトフバヤル・スブドエルデネ(24)を下して金メダルに輝いた。今大会における日本選手金メダル第1号となった。
この競技は視覚障がいの選手によるパラ柔道で、J1(全盲)とJ2(弱視)のクラスに分けられている。半谷は前回の2023年杭州大会でも銀メダルに輝いており、2大会連続の表彰台となった。
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半谷は「支えてくれる皆さんがすごく喜んでくれて、今までやってきた練習が無駄じゃなかったと思えた。私の柔道を証明する金かな」と喜んだ。
先天性の「網膜色素変性症」で、現在は光を感じられる程度。組み合った手から伝わる感覚を頼りに、相手の動きを読み切った。
決勝ではモンゴル選手に先に有効を奪われたが、低い体勢を保って組む相手の隙を突いた。「バスケットボールのドリブルで、ボールが上がってくる瞬間に入るようなイメージ」。揺さぶって体勢が崩れた一瞬を逃さずに懐へ飛び込むと、一本背負い投げで技あり。終盤の反撃をかわして逃げ切った。
パラリンピックには2012年ロンドン大会から出場し続け、24年パリ大会で銀メダルを獲得した。アジアパラもこれまで銀が最高だった。それだけに「柔道を始めて25年。両親はすごく喜んでくれたと思う。親孝行になったかな」と喜びはひとしおだった。
38歳のベテランは「できる限り柔道を完成させたい。より格好良く、美しくやりたい。美しい柔道を目指していれば、体も壊れないし、勝てるんじゃないかな」と語る。磨いてきた鮮やかな技で、輝く金メダルをついにつかんだ。(読売新聞 百瀬翔一郎)
(写真:金メダルを獲得した半谷静香〈左〉=木田諒一朗撮影/読売新聞配信)