福島県知事選の投票率が過去3番目に低い44・05%だった。これからの4年間本県のかじ取りを任せる知事を選ぶには低い数字だ▼下馬評では多くの団体から推薦を受けた現職の内堀雅夫氏の再選が濃厚との予想。それに対し他の6人の候補者は政策や思いを訴えるが、「全力で取り組む」だけでは具体性に欠け対抗馬としては盛り上がりに欠ける選挙で投票率が気掛かりだった▼ふたを開けてみれば2位に50万票をつける圧勝。ここで一つ忘れてはならないのが、6人の他の候補者の獲得数を合わせると約6万票になる。見方を変えればこの数はこれまでの内堀県政に対する批判の声ともとれる。この声をどう受け止めるか。再選を果たした内堀知事にはこうした声にも耳を傾け、今後の県政運営に生かしてほしい▼原発事故からの地域再生、雇用の創出、人口減少への対応と本県が抱える課題は山積。選挙が終わっても県民が見つめていることを忘れてはならない。