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片隅抄

2014.01.06

新年初の月曜日、平成26年が本格始動した。3月には震災から丸3年となるいわきで、今朝の凛とした冷え込みに気を引き締め、誓いを新たにしたという人も少なくないと思う▼そして今年は午年。さっそうと草原を駆ける馬の姿を思い浮かべ、ふるさとの復興が、駿馬のような速さで進むことを祈る気持ちを募らせてしまう。そんな思いを胸に、午のいわれをひもといてみた▼午は、方角的には南を指し、時間や物事においては前半が終わり後半が始まる位置にあたる。1日の生活における「正午」を考えると分かりやすいだろう。が、言い換えると「成長が終わり衰退が始まる時期」でもあり、少しいただけない気分に陥ったりもする▼そんな由来はさておき、やはり今年のいわきは、何事に関しても天に昇るペガサスのような飛躍の年であってほしいと願う―いや、そうあらねばならぬと強く思う仕事始めの日。多くの市民が心一つに前進する年であるよう祈りつつ。

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