高校野球の取材で開成山球場を訪れた。今年4月にリニューアルオープンしたということで、どう改良されたのか楽しみだった。駐車場に車を止め、球場に向かって歩いていくと、大屋根スタンドが目に留まった。最高18㍍の高さで開成山公園全体が見渡せるという▼球場内に入ると、中畑清メモリアルコーナーや球場ヒストリーがパネル展示されていた。記者席も思いのほか広くなっており、エアコンも完備され、快適な空間に変わっていた▼球場ヒストリーでは、第52回大会で磐城高が決勝で戦っているパネルも展示されていた。中畑清メモリアルコーナーでは中畑氏が現役時代使用していたグラブやバットのほか、小中学校時代の通知表もガラスケースの中に飾られており、驚いた▼高校野球の取材で、各地の球場を訪れる。各球場とも選手がプレーしやすいように、記者が取材しやすいような工夫がなされている。こうした環境に感謝しながら、取材にまい進したい。