11日で、東日本大震災の発生から2年を迎えた。津波被災地を中心に市内各地区で、発生時刻に黙とうをささげるなど、追悼式や慰霊祭などが行われた▼日曜日ということで、発生前日の10日には、市の追悼式典「3・11いわき追悼の祈りと復興の誓い2013」も行われた。10日は、復興祭などの取材に追われた。取材を通して、震災犠牲者に思いをはせるとともに、参加者たちの復興に向けた強い決意を感じた▼1年前の本紙を見てみると、震災1年の特集号があった。順番に追っていくと、震災発生から復旧・復興に向けた動きが見える。手前みそになるが1年の流れが分かり、よくまとまっていると感じた▼今年も10、11日を中心にテレビで特集番組が放映され、2年前の悲惨だった状況を思い出した。復興にはまだまだ時間がかかるとは思うが、毎日の新聞製作を通して、震災や東京電力福島第一原子力発電所事故を風化させてはいけない、とあらためて思った。