すでに入学試験を終えた私立高校もあるが、県立高、大学はこれからが本番。子どもたちは合格に向けて、最後の追い込みに入っていることだろう▼子どもたちも試練の時を迎えているが、親も大変だ。特に母親は子どもたちが受験当日、万全の体調で臨めるように、今から気を使う。そこで心配なのがカゼ。うがい、手洗いはもちろんだが、意外と見落としがちなのが室内の湿度管理。カゼは乾燥を好むだけに加湿には注意したい▼親としては子どもたちの将来のためにと、一生懸命応援するわけだが、合格したらしたで新たな悩みが生まれる。特に、大学生を持つ親にとっては何かと物入り。給与も伸びない中、首都圏に進学させる地方の親の負担は大きい▼アベノミクスから1年たった今も、地方経済は良くなったという実感が感じられない。さまざまな手を打っているのだろうが、それが大企業優遇の経済対策としか思えない。親のすねは日々、細くなるばかりだ。