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片隅抄

2014.10.04

われわれは3・11の大津波で自然の恐ろしさを痛感させられたが、今また3000㍍の御嶽山でもその恐怖が繰り返された▼共通するのは、ふだん穏やかな表情をたたえていた海と山が、ある日突然牙をむいて人間を襲ったことだ。人間の側から見れば、そこには「まさか…」の油断があった。磐梯山噴火記念館の再現3Dワールドで無数の巨岩が吹き飛んできたシーンを思い出す▼〝山笑う〟は春の季語で、野山に花が芽吹き始めた華やかな雰囲気をさす。秋の季語には紅葉に彩られた〝山装う〟がある。近年は山頂へのルートが整備され、山小屋は快適、登山用具も格段に進化した。意気軒高なお年寄りが増え、ファッショナブルな山ガールがブームとなれば、3000㍍でさえ身近なレジャーになる▼山が笑って人間を迎え入れ、美しく装っていればいいが、噴火せずとも、天気の急変や落石、滑落など危険は隣り合わせだ。自然の前で、人間は敬虔であるべきだろう。

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