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片隅抄

2018.03.06

震災から4年後の平成27年5月に、アクアマリンふくしまで「調(た)べラボ~いわきの魚を食べてみよう」が始まった▼市民有志の海洋調査チーム・いわき海洋調べ隊「うみラボ」の協力を得て、主に毎月第3日曜日、いわき沖でとれた魚をさばいて、放射性物質量を測定し安全性を確認、調理して、来館者に食べてもらうという企画。専門家が解説し、疑問にも丁寧に答えてきた▼その役目を終えてというのだろうか、「調べラボ」がこの3月で一区切りつけるという。開始当時はまだ、「いわきの魚は本当に安全なのか?」と不安視する声が多かった。そこで敢然と「じゃ、実際に自分の目で確かめてみて! よければ食べませんか」と立ち上がったわけだ▼環境水族館ならではの実行力!最近では不安視の声はなく、毎回大盛況なのだそうだ。参加者の興味をひきながら、科学的な目を光らせる。地道に回を重ねてきた成果だ。〝常磐もの〟のブランド復権は近いか?

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