きのうの朝、テレビから沖縄県那覇市の「首里城」火災を伝えていた。激しい炎と煙が映し出され、木造の正殿など貴重な文化遺産が焼け落ちたという▼15年以上前になるが、いわき市の経済団体のツアーに参加し沖縄県を訪れたことがある。季節はちょうど11月。にもかかわらず、こちらとは違い昼間は20度前後といたって暖かく快適だったことを思い出す▼2泊3日の日程で県庁、太平洋戦争の激戦地跡、水族館など観光スポットを訪れたものだが、その一つに「首里城」があった。朱塗りの守礼門をくぐり、石畳みの道を歩き城内を散策した▼下調べもしていなかったこともあり、パンフレットから簡単な知識を得た程度で終わった。今考えれば、入れ替え時に置き忘れたのであろう。ここで撮影した未現像フィルムを2本無くしたのは痛かった。当時、デジタルカメラが主流ではなく、データに代わる画像はこれのみ。災禍を知り、思い出がよみがえった。