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片隅抄

2020.10.20

政府は月内にも東電福島第一原発事故後、日々増え続ける汚染水を“浄化処理”した放射性トリチウム“など”を含む水の海洋放出を決定する方針という▼1日に約140トンもの汚染水があふれ出、第一原発の敷地内には約120万トンもの膨大な量が保管されている。2年後には墓標のように立ち並ぶ巨大なタンクは満杯に。かと言って、周辺自治体にこれ以上の負担を押し付けることはできようがない▼海外では各国の基準に基づき、原子力施設で発生したトリチウムを薄めて海や大気に放出している。いずれそうするしかない――。県民の多くが無念の心情を抱くが、「果たして福一、東電で本当に大丈夫か」▼事故後相次ぐ汚染水の漏えい事故。多核種除去設備アルプスも当初は故障続きだった。ごめんなさい、基準値を超える水が流れてました、なんて後出しジャンケンはもううんざりだ。漁業者を思うと切なくなる。要は安全安心を担保できないから反対なのだ。

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