公益財団法人五井平和財団(東京都千代田区)と、首都圏3校の中・高生が連携して活動する「GOALs~3校協働SDGsチャレンジ~」として、いわき市で進めてきたフィールドワークなどが、環境省主催の「いっしょに考える『福島、その先の環境へ。』チャレンジアワード2022」の県知事賞に輝いた。
生徒たちはオーガニックコットンの収穫を通じて、東日本大震災・東京電力福島第一原発事故からの復興に向かう姿を発信しており、その姿勢が高く評価された。
参加しているのは、晃華学園中・高(東京都調布市)、東京立正中・高(東京都杉並区)、麗澤中・高(千葉県柏市)で、SDGs(持続可能な開発目標)や、サステナビリティ(持続可能性)に関心を持つ生徒有志が集まった。
本年度は活動テーマに「福島から考える持続可能な未来」を掲げ、5月から、有機農業による綿花の栽培を手がける「起点」(好間町中好間)の酒井悠太代表取締役の協力を得て、原発事故による風評払しょくや、耕作放棄地の再利用を狙いとし、オーガニックコットンに取り組む事業について学んできた。
チャレンジアワード2022は、未来を担う若い世代と共に、福島の未来を考える機会の創出を目的に開催され、全国から計120作品が寄せられた。GOALsは高校生の部で、環境大臣賞に次ぐ栄誉が贈られた。表彰式が11月26日、双葉郡双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館で開かれた。
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