学校法人昌平黌(緑川浩司理事長)の創立120周年記念式典が22日、いわき芸術文化交流館「アリオス」で開かれ、運営する東日本国際大、いわき短期大、同大附属昌平中・高、同短期大附属幼稚園の教職員、学生・生徒、来賓ら約1800人が出席し、同法人の原点「人間教育」の実践、未来に向けた歩みを誓い合った。式典に先立ち、平鎌田の同大「大成殿」で、儒学思想の始祖とされる孔子をまつる「第35回大成至聖先師孔子祭」が行われた。
記念式典では、同大と附属昌平中・高合同吹奏楽部による「昌平黌応援歌」など3曲を披露したあと、緑川理事長が「120周年を機に建学の精神に立ち返り、今後も徳のある人材の育成に努めながら、いわきの地から人間教育の拠点として新たな歴史を作っていきたい」と式辞を述べたあと、22人対象の永年勤続教職員を代表し、同大附属昌平中・高の那須健二副校長に表彰状を手渡した。
永岡桂子文科相代理の伯井美徳文部科学審議官、内田市長が来賓祝辞を述べた。同大名誉教授の二階俊博前自民党幹事長・衆院議員らのメッセージ紹介などに続き、記念講演会として、福原紀彦日本私立学校振興・共済事業団理事長が「新しい時代の学び方と人材育成~文理融合と文武両道~」、黒住真東京大名誉教授が「日本の思想史からの孔子『論語』への課題」を演題に教育の意義、歴史への理解などを説いた。
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