25日午前8時ごろ、市消防本部から福島海上保安部に「沼ノ内漁港内で男性1人が海中転落した」との情報が寄せられた。転落したのは、いわき市内に住む78歳の漁業者で、海上にうつ伏せで浮かんでいるのを、駆け付けた漁業者の男性3人が見つけて引き上げた。市内の病院に運ばれたが、心肺停止のもよう。
同保安部によると、転落した男性は妻と一緒に、同漁港に係留していた漁船(総トン数6・6トン)で、エンジンの暖機運転や漁網の整備作業をした後、午前7時50分ごろ、妻と一緒に下船しようとしたところ、誤って海中に転落した。
先に岸壁に降りた妻が落ちたのを目撃し、近くで作業をしていた漁業者に助けを求めたという。このうち1人が同7時56分に119番通報した。男性は転落時、救命胴衣を着用していなかったとみられる。
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