中学サッカー・いわき民報カップ 東日大昌平 攻守に圧倒して大会５連覇

　第１６回いわき民報カップ・市中学校春季サッカー大会（ＮＰＯ法人いわきサッカー協会主催、同協会３種委員会主管、市教委後援、いわき民報社協賛）は２９日、アロハフィールドで３位決定戦と決勝が行われた。
　スーパーシードとして最終日の準決勝から登場した東日大昌平が、決勝でこの大会クラブ勢として初出場した勿来ＳＣＳを６―０で破って優勝した。３位決定戦では小名浜一が中央台南を５―１で逆転勝ちした。　　　　　　
　昨年の市中体、秋の新人大会に続いて、この大会も初めてクラブチームに門戸を開き、また、カテゴリーが違う東日大昌平にはスーパーシードが与えられた。決勝は、この新しい試みを適用された大会４連覇中の東日大昌平と、中学校勢に３連勝した勿来ＳＣＳが顔を合わせた。
　試合は、前半開始直後から東日大昌平が主導権を握った。中盤でのボール奪取戦で有利にボールを支配すると、中央から右へ左へとボールを素早く展開しながら前進。スペースを見つけるや、走り込んだ選手に正確なパスをつなぐと遠めからでもシュートを放ち、前後半３点ずつを挙げて大きくリードした。
　前半のほとんどを自陣でかき回された勿来ＳＣＳも、後半の立ち上がりからペースをつかみ、速攻で相手陣に入るとシュートチャンスをつかんだが、惜しくもゴールはならなかった。
　試合終了後の表彰式では、いわきサッカー協会の四家孝幸会長から両校に賞状が、いわき民報社の鈴木淳代表取締役社長から東日大昌平に優勝杯が贈られた。
　（写真：今大会も格の違いを見せて５連覇を飾った東日大昌平）