ニュース
国分太一さん活動休止の「TOKIO」解散発表 福島の復興向け精力的に活動
城島茂さん(54)、松岡昌宏さん(48)、国分太一さん(50)のアイドルグループ「TOKIO」の公式サイトが25日、同日付でグループの解散を発表した。国分さんは、コンプライアンス違反行為があったとして20日に無期限の活動休止となっていた。
TOKIOは1994年にCDデビューし、「AMBITIOUS JAPAN!」などのヒット曲で親しまれたほか、「ザ!鉄腕!DASH!!」などのバラエティー番組でも人気を博していた。
株式会社TOKIOの広報対応を担うSTARTO ENTERTAINMENTによると、城島さん、松岡さんの個人としての活動や株式会社TOKIOの存続については「今後、検討していく」とし、記者会見を開くかどうかについては「未定」としている。(読売新聞社配信)
■ ■
TOKIOは「ザ!鉄腕!DASH!!」のコーナーとして、2000年から双葉郡浪江町の津島地区で、農村経営に取り組む「DASH村」を行ってきた縁で、東日本大震災・東京電力福島第一原発事故からの復興に向け、福島県のため精力的に活動。メンバーは県産農産物をPRする活動「ふくしまプライド。」に協力し、ポスターやCMに登場していた。
このため公式サイトでは「私たちの活動を温かく受け入れていただいた福島県をはじめとした地域の皆様には突然のご報告となってしまいましたことを心よりお詫び申し上げます」とも重ねた。
県風評・風化戦略室はTOKIOの解散発表を受け、「国分太一氏は、震災直後から本県に寄り添い、長年にわたって、ともに『ふくしまプライド。』を発信してきた方でもあり、この度の事案及び本事案に絡みグループTOKIOが解散することは大変残念である」とのコメントを発表した。
その上で「TOKIOがこれまで本県の復興に果たしてきた役割は大きく、今後も本県の風評払拭と風化防止を一層進めていくという観点から、城島茂氏と松岡昌宏氏には、TOKIO解散後も変わらず福島県を応援していただきたい、力を貸していただきたいと考えている」と結んだ。
2021年の株式会社TOKIO設立時には、田人町大平の磐城高箸のサポートを受け、新たな一歩を踏み出した。同年3月に同社を訪れ、自ら木製の分厚い名刺作りに挑んだ。また県企画調整課内に設置された「TOKIO課」の看板も、同社で手がけている。
3人は磐城高箸が拠点を置く旧田人二小南大平分校の環境を気に入り、松岡さんは校舎内の黒板にサインを残していった。高橋社長は「とても驚いているが、城島さんと松岡さんにはこれからも福島のために活動してほしい」と呼びかけた。
(写真:TOKIOの3人。左から国分太一さん、城島茂さん、松岡昌宏さん)