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28日「いわき市総合防災訓練」実施 13地区・15カ所に当日参加会場

資料写真:いわき市役所本庁舎

 大雨・洪水を想定した「令和7年いわき市総合防災訓練」が28日、いわき市一円で開催される。今回は2023(令和5)年9月の水害を念頭に、台風が接近して線状降水帯が発生したとの想定で実施し、一般市民や関係機関から約1500人が参加する。
 訓練にあたっては、企画段階から東北大災害科学国際研究所と連携し、市が標ぼうする「逃げ遅れゼロ・災害死ゼロ」に加え、地域防災力の強化を目指す。
 総合防災訓練では市民の避難行動を醸成するため、市内13地区・15カ所に当日参加できる訓練会場を設置する。現場では避難所開設・運営訓練などが行われ、有事の際に心構えを学ぶ。平二中では県の「マイ避難推進員」が赴き、災害時にどう動くかをまとめる。
 若年層が積極的にかかわる機会も設け、ウェブ上では登録防災士の高校生による「家族で考える防災クイズ」が受けられる。抽選で15人に防災グッズ等が進呈されるほか、全問正解者の中から10人に対し、防災士養成講座の受講資格をプレゼントする。詳しくは<こちら>。
 県内初の試みとしては、14日に発足した機能別消防団も訓練に加わり、平二中の避難所開設・運営補助に学生らが協力。段ボールベッド、パーテーションを組み立てたり、避難所の受付・救護活動を行ったりする。
 スマートフォンやタブレットで閲覧できる「電子回覧板」のモデル事業も活用。地域組織の活動・運営を支援するアプリ「結ネット」を通じ、平18区、平26区、平53区で実証実験を展開する。
 さらに県内初のワンコイン浸水センサを活用した訓練や、相互支援協定に基づいた郡山市・福島市との連携、新常磐交通のバスを使った車いすの避難訓練も繰り広げる。
 内田市長は「梅雨に入ったこともあり、改めてさまざまな振り返りとして訓練することが趣旨。市民の命を守る取り組みを全力で進めていく」と話している。
 時間は午前8時半~11時半。予備日は29日。訓練の実施・中止・延期に関しては、当日午前6時に市防災メール、FMいわき、市公式ホームページとSNSで通知する。
 当日参加できる会場は次の通り。
 平二中 鹿島公民館 勿来一小 湯本三中 内郷一中 高坂小 高野小・内郷三中 四倉高 旧入遠野中 小川小 好間中 三和ふれあい館 田人小・中 川前公民館 久之浜二小
 (資料写真:いわき市役所本庁舎)

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