市議会は6日、6月定例会が開会した。6月定例会は恒例の「アロハ議会」として、大峯英之議長ら議員に加え、内田市長ら理事者もアロハシャツを身にまとって議論を交わす。
この取り組みは2006(平成18)年、映画「フラガール」の公開をきっかけに実施。15年の市制施行50周年の際に復活してからは、コロナ禍による中断時期を除いて続いている。
議事では会派結成による議席の一部変更に続いて、会期を20日までの15日間と決定。市からは議案24件が提出された。
主な項目として、内郷消防署の移転や、いわき震災伝承みらい館の指定管理者制度導入など。一般会計補正予算案としては、公立保育所にクラウドサービスを使ったシステムを導入や、マイナンバーカードを活用した証明書発行、国の交付金による低所得世帯向けの給付金ほか、計44億5162万6千円とした。
内田市長が市政報告に立ち、5月26日に平字田町の繁華街で発生した火災については、支援パンフレットの公開と、支援を進める官民合同の対策チーム発足を伝えた上で、「再発防止に万全を期すとともに、被害に遭われた皆さまに寄り添い、一人ひとりの生活再建に向けた支援に努める」と述べた。
また保育所・幼稚園等の災害発生時の臨時休園基準、四倉地区の市街地再生、日本選手権競輪(4月30日~5月5日)の成功、いわき四倉中核工業団地への企業進出、福島国際研究教育機構(F―REI、エフレイ)との連携、公共施設の維持を目指した個別管理計画の策定に関して語ったあと、議案の提案要旨を説明した。
(写真:アロハシャツを着用した議員ら)
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