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いわき市議選 トップ当選の新人・草野大輔氏「皆さんの暮らし良くする」

 定数37に対し、前回より6人も多い47人が立候補した今回の市議選。政治経験かなベテランを含む現職3人が苦汁をなめ、当選ラインとの差はわずか27票と、し烈な戦いが繰り広げられた。トップ当選を果たしたのは民間企業と県庁・市役所での勤務経験を持つ無所属新人の草野大輔さん(37)で、堂々の4458票を獲得した。
 午後9時55分、開票所に4千票が積み上がったとの報を受けると、生まれ故郷の小川を象徴するJR磐越東線・小川郷駅前に置いた草野さんの事務所は歓喜の渦に包まれ、上位当選もあるぞ、との声にさらに悲鳴のような喜びの声が沸き上がった。
 まさに〝草〟の根運動だった。地盤の小川は12年におよぶ市議不在の空白地帯。郷ケ丘に自宅を構えるが、引っ越して来てから数年しかたってない。知名度はなく、看板はおろか鞄もない。告示のひと月前に発売された雑誌には当確圏外と書かれ、周りが心配するほどひどく落ち込んだ。
 小川と郷ケ丘を軸に靴をすり減らすほど歩き回った。努力が実を結んだばかりか、それもトップ当選。「本当に熱い、厳しい選挙だった」と草野さんは振り返りつつ、妻の鈴佳さん(36)を傍らに、二人三脚で選挙を戦い抜いた草野充宏後援会長(67)、事務所をまとめた箱根保光選対本部長(62)とともに喜びを爆発させた。
 3歳と5歳の子どもを持つ、子育てど真ん中世代。脱サラ後の行政マン時代は医療分野に加え、子ども支援にほん走した。故郷をはじめ中山間地域で深刻化する公共交通機関問題にも関心が高い。役所時代に築いた経験を糧に「皆さんの暮らしを良くする。これからの子どもたちの未来を良くするため、一生懸命勉強して動いていきたい」と力いっぱい抱負を語った。
 (写真:支援者らと喜びの万歳をする草野さん=中央)

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