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目指せ春のセンバツ 東日大昌平 県大会決勝は聖光学院に惜敗も東北大会へ
高校野球・春のセンバツにつながる「第76回秋季東北地区高校野球県大会」(県高野連主催)は29日、大会最終日を迎え、会津若松市のあいづ球場で決勝と3位決定戦が行われた。
決勝で東日大昌平は、大会4連覇を目指す聖光学院と対戦。息詰まる投手戦を展開して土壇場の九回に追いつき、十回タイブレークまで持ち込んだが、最後は1―2で敗れた。東日大昌平は聖光学院、3位決定戦でふたば未来を破った学法石川とともに、10月12日にヨークいわきスタジアムと福島市の県営あづま球場で開幕する東北大会に出場する。
◇決勝(あいづ)
東日大昌平
0000000010 1
0000100001X 2
聖光学院
(十回タイブレーク)
(東)長谷川、照沼、宗田、伊奈―渡辺
(聖)沼田、古谷野、管野―仁平
▽三塁打=武山、金沢(東)
▽二塁打=浅野(東)石沢(聖)
東日大昌平は5投手、聖光学院も3投手をマウンドに送りこんでの息詰まる投手戦。互いにチャンスをつかんでも得点につなげられない。先取点を許して苦しい展開の東日大昌平だったが、九回にしぶとく同点に持ち込み、そのままタイブレークへ。しかし、最後は押し出し四球で力尽きた。
1点を追う東日大昌平は九回、四球で出塁した井上をバントで送ると、七番の金沢が右中間を破る起死回生の三塁打を放って振り出しに戻した。しかし十回裏、無死満塁のピンチから2死までこぎつけたが、最後は押し出し四球を与えてサヨナラ負けした。
東日大昌平は二回に浅野が二塁打、三回には武山が三塁打を放ったが先取点につなげられず、リードされた六回は1死一・二塁、七回にも無死二・三塁と一打同点、さらには逆転の好機を迎えたが、後続を断たれた。
投げては県大会初登板の長谷川が先発して、四回途中まで1失点と好投。照沼、宗田を小刻みに挟んで、最後は2試合連続完投のエース伊奈に託したが、及ばなかった。
(写真:惜しくも聖光学院に敗れ、準優勝となった東日大昌平)