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常磐・湯ノ岳の山林に火を付けた25歳男 懲役2年の実刑判決 地裁いわき支部
地裁いわき支部(斉藤研一郎裁判長)は8日、いわき市常磐藤原町の山林で放火をするなどして、森林法違反、大麻取締法違反、建造物等以外放火の罪に問われた、いわき市泉町玉露字道上、無職の男(25)に懲役2年・ライター1個、大麻草1袋没収(求刑同3年6月・同)の実刑判決を言い渡した。
判決によると、男は1月13日と2月28日に同市常磐藤原町字湯ノ岳の山林にライターで火を付け、合わせて約3340平方mを焼損させた。2月の放火では可燃ごみを置き、灯油をまいていた。また3月1日、自宅で大麻草1・02グラムを所持していた。
斉藤裁判長は「いずれの放火態様も短時間で広範囲に燃え広がる可能性が高い、危険で悪質な行為だった」と非難。仕事や家族関係上のストレスから犯行に及んでおり、その動機は身勝手で酌量の余地はないとした。
(資料写真:地裁いわき支部)