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1等・前後賞は夢の10億円 年末ジャンボ販売開始 平・大黒様の宝くじにぎわう
1等と前後賞合わせて10億円が当たる「年末ジャンボ宝くじ」の販売が20日、全国一斉に始まり、市内各地の売り場でも夢を膨らませた市民らが1枚300円の宝くじを買い求めていた。
〝大黒様の宝くじ〟として全国に知られる平字一町目、ティーワンビル1階の「平一町目宝くじセンター」では、深夜帯から人が並ぶほどの盛況ぶり。昨年の年末ジャンボでも1等前賞の1億5000万円の当せん者があらわれており、午前10時の販売開始とともに、束で購入する来場者の姿がみられた。
平一町目宝くじセンターには、販売窓口正面(西側)に大黒様を祀(まつ)っている社があり、たびたび高額当せんが出ることで全国的な知名度を誇る。
列の先頭に立ったのは、年末ジャンボで必ず一番乗りを果たしている、山形県金山町の会社員佐藤泰浩さん(44)。3時間かけて車で駆け付け、午前0時ごろから寝袋にくるまって朝を迎えたという。大黒屋百貨店に売り場があったころから毎年来市しており、佐藤さんは「もし当たったらあふれる涙を10億円で拭(ぬぐ)いたい」と語り、大束で宝くじを買って小走りで去っていった。
1等7億円は23本、前後賞の1億5000万円は46本用意され、1等3000万円(150本)、前後賞1000万円(300本)の「年末ジャンボミニ」も発売された。販売は12月21日までとなり、抽せん日は大晦日の同31日。
(写真:宝くじを買い求める人たち=平一町目宝くじセンター)