平上神谷のいわき支援学校について、県教委は新年度に児童・生徒数の増加傾向を踏まえ、同校敷地内に仮設校舎を整備する。さらにいわき市の南部地区から通う子どもたちのため、長時間かけて通学する負担を減らせるよう、新たに特別支援学校の設置を検討する。
同校の前身は1983(昭和58)年に開校し、主に知的な発達に遅れのある子どもたちを対象としている。小学部、中学部に加え、1991(平成3)年4月に高等部を開設し、障がいの特性や発達段階に応じて計画的に一貫した教育を行っている。
また2015(平成27)年には、東北地方で初の高等学校の空き教室を利用した特別支援学校の分校として、勿来高に高等部の分校「くぼた校」を設けた。17年から現校名に改められた。
いわき市の障がいのある児童・生徒が、就学前から在学中、卒業後も切れ目なく一貫した支援を受けられるよう、保健・福祉・医療・労働などの関係機関、地域住民との連携を深めている点も特徴となっている。
県教委によると、同校の児童・生徒数は273人(前年度比22人増)。国の基準では、1学級当たりの規模が小、中学部は各6人、高等部が8人と定められており、昨年度の文部科学省による調査では8教室が不足している。同校では利用頻度の低い特別教室を転用し、学びの場を確保しているという。
まずは仮設校舎によって、子どもたちの学習環境を充実させる方針で、今後は新設に関して模索していく。
(写真:いわき支援学校)
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いわき支援学校 増加傾向で仮設校舎整備 南部地区への設置も検討
