ニュース
災害時に活躍 フタバコンサルタント 好間一小に地下水活用の「防災井戸」寄贈
測量・設計などを手がける「フタバコンサルタント」(本社・好間町上好間、阿部好則代表取締役)は10日、好間一小に災害時の使用を想定した「防災井戸」を寄贈した。寄附受納式が同日、同校校庭で行われ、設置された防災井戸を前に、阿部社長から内田市長に目録が手渡された。
防災井戸は災害時に地下水をくみ上げて生活用水として利用でき、手動のため停電時も稼働する。同社によると、直径100mmの塩ビ管を地下21mまで通し、周辺の地下水を使っている。
寄贈は同社が昨年4月に創業40周年を迎えたことから、地域貢献の一環で実現した。平時は同校の児童が日常的に使用することで、防災教育の充実も図られる。いわき市では東日本大震災や東日本台風では断水が大きな問題となったことは記憶に新しく、井戸は昨年の正月に発生した能登半島地震でも活躍して注目を集めた。
(写真:好間一小に寄贈された防災井戸)