ニュース
いわき市 職員の倫理的基準を明文化した条例・規則の制定検討 官製談合疑い受け
市は水道局職員が官製談合の疑いで逮捕された件に関連し、職員の倫理的な基準やルールを明文化する条例・規則の制定を検討していく方針を示した。19日に行われた市議会6月定例会・最終日の席上、佐藤和良議員(創世会)の質疑に対し、佐竹望総務部長が明らかにした。
佐藤議員は市民の信頼回復を図るため、市職員が順守すべき事項などを示した職員倫理に関する条例・規則を制定する考えがあるかを問うた。市人事課によると、市には現在こうした条例・規則はない。
他自治体の職員倫理に関する条例等の中では、倫理原則に加え、利害関係者との接触制限や、贈与等の報告義務が盛り込まれているといい、佐竹部長も「こうした規定は公務に対する公正さや信頼性の確保につながる」と指摘した。
(資料写真:いわき市役所本庁舎)