いわき芸術文化交流館「アリオス」は21日、同館1階アートスペースで、自由な発想でさまざまなワークショップなどを手がける「アリオスこどもプロジェクト『あそび工房→(びよーん)』」を開催した。
あそび工房→は本年度から始めた取り組みで、同館1階アートスペースを活用しながら、市内外の団体や関係者と協力し、子どもたちに楽しい時間を提供する狙いがある。4月にプレ企画に続き、第1回として「火山がふんかするのはたのしい」と銘打ち、磐梯山噴火記念館(耶麻郡北塩原村)の館長・佐藤公さんを招き、子どもと大人それぞれを対象に講座を行った。
佐藤さんは火山にまつわる研究の第一人者で、2016(平成28)年にはNHKの「ブラタモリ」にも出演しているほか、全国各地で火山のメカニズムや防災について講演している。
子ども向けの講座では、火山の仕組みについて実験を交えながら説明。佐藤さんは「火山灰と言うけれど、実は直径2mm以下の小さな石の粒。30cmも家の屋根に積もるとつぶれてしまう」などと優しく語りかけた。また吾妻山や磐梯山にちなんだ民話の読み聞かせを行ったりし、楽しい時間を繰り広げた。
※びよーんの矢印は、正式には丸みを帯びて右上に伸びる(環境依存文字のため)
(写真:子どもたちに実験を通じて説明する佐藤さん)
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いわきアリオス 子ども向けに館内アートスペース活用の新事業 初回は火山テーマ
