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小名浜に2代目観光遊覧船 新たなサンシャインシーガル就航「ぜひ乗りに来て」
小名浜デイクルーズは27日、2代目となる小名浜港の観光遊覧船「サンシャインシーガル」の運航を始めた。初日の午前には関係者向けのお披露目会が行われ、市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」西側岸壁から出発した。
2代目は初代の大型船と異なり小型船となったが、定員や速力、乗り心地はほぼ変わらない一方で、運航に関する免許が異なり、維持費が抑えられ、船員確保が容易となった。
同社は2020(令和2)年4月、観光遊覧船を復活させる思いから、地元企業の共同出資で設立。初代のサンシャインシーガルは21年4月に就航し、コロナ禍の中でも観光需要を支え、今年3月時点で延べ8万3千人が乗船している。
再開にあたり、乗船時間を50分から40分に短縮し、1日当たりの本数を増やした上で運航間隔を短くし、気軽に乗船できる環境を作った。詳しくはホームページ<こちら>まで。
村田裕之代表取締役社長は「8月7日の小名浜道路開通、9月のら・ら・ミュウの道の駅オープン、そしていわきFCのスタジアム整備候補地と、ここはいわき・福島の中でも注目を集めているエリア。ぜひ夏の観光シーズンに向け、たくさんの方に新しい船に乗っていただきたい」と呼びかけた。
また今後の構想としては、新規の船を導入し、東京電力福島第一原発付近での運航や、ら・ら・ミュウの道の駅化に合わせ、四倉町の道の駅よつくら港との間を結ぶクルーズを検討している。
(写真:運航が始まった2代目サンシャインシーガル)