創業1949(昭和24)年の老舗旅館「いわき湯本温泉旅館こいと」が、アニメやゲームなどの二次元キャラに扮(ふん)して撮影などを楽しむ「コスプレイヤー」たちからの熱視線を集めている。
同旅館を拠点に、館内や温泉街、産業遺産など市内各地のロケーションを生かした写真撮影スポットをコーディネートするなどし、SNSや口コミで話題に。
旅館や周辺の温泉街では11月29日、公民館が主催する初の「コスプレイヤー入門」も行われ、市内外から若い世代を中心に10人が参加。撮影時のマナーやメイク、カメラの使い方などを体験した。
「コスプレでまちづくりを盛り上げよう!」と、磐崎公民館(矢吹聡美館長)が初めて企画した市民講座。参加したのは、ほとんどが10代の中学、高校生たちだ。
旅館こいとではコロナ禍を背景に、新たな顧客層に魅力を発信するため、全国のコスプレ愛好家を受け入れる「コスプレイヤーさん応援プラン」を提供し、館内や市内の『映えスポット』を紹介している。
その取り組みをは次第に注目を集めて需要も増え、地元で毎年夏に開催される「観音山仮装盆踊り」には、大挙してコスプレイヤー(通称・レイヤー)たちが参加するなど、全国的に見ても珍しい『レイヤーの聖地』に成長しつつある。
市民講座では、その仕掛け人でもある同旅館の宗像達應さんをはじめ、いわきを拠点に活動する「アマネ」さん、「散ル鳥(ちるとり)」さんら現役のレイヤー5人が講師を務めた。
(写真:笑顔を見せながら撮影を楽しむレイヤーたち)
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磐崎公民館の市民講座 いわき湯本温泉を舞台に「コスプレイヤー入門」






