クレハが2014(平成26)年の創立70周年を機に、障がい者の社会参加と自立支援に向けて設立した特例子会社「さんしゃいんクレハ」(錦町・いわき事業所構内)は25日、子ども食堂の中間支援を行う「いわき子ども食堂ネットワーク」(平字六間門、菅波香織代表)に障がいを持つスタッフらが愛情を込めて育てたサツマイモ15kgを寄贈した。
同社ではスタッフたちの心身の健康につなげるため、今年から農作業に挑戦。近くの畑でサツマイモのベニアズマを栽培し、84kgを収穫した。土いじりなど、自然とふれ合うことで笑顔が広がるなど明らかな変化がみられたという。
また、地域社会に密着してともに成長し、幸せを育みながら未来へと歩んでいく『共生社会の実現』を目指していることから、収穫の一部を、単に子どもへの食事提供の場としてだけでなく地域コミュニティの形成にも貢献している子ども食堂に贈ることを決めた。
寄贈式はいわき事業所で行われ、スタッフが見守る中、管理課長の宇佐美保寛さんから同ネットワーク推進員の本田和弘さんにサツマイモが手渡された。本田さんは感謝の気持ちを伝え、その日のうちに勿来地区の団体に引き渡した。
いわき事業所では収穫したサツマイモをスイートポテト、大学いも、プリンなどの特別メニューにし、社員食堂で提供。社員たちはおいしく味わい、障がい者支援への理解を深めた。
(写真:クレハいわき事業所で行われた寄贈式)
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さんしゃいんクレハ 愛情込めて育てたサツマイモ 子ども食堂に贈る







