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いわき市の赤飯廃棄 市教委が材料費等支払いへ 私的負担の服部前教育長には返金

 いわき市の中学校給食で赤飯が廃棄された問題を巡り、前教育長の服部樹理氏が材料費など約34万円を私的に支払った件について、会計上不適切なため市教委が負担し、服部氏には返金処理することが決まった。市教委が17日、臨時記者会見を行い、平沢洋介教育長、赤津俊一教育部長が明らかにした。
 服部氏は「一連の責任は自分にあるので、自費での支払いを選択した」と話しており、市に対し、返金された代金の相当額を寄付するという。
 また市教委は当初、服部氏から費用を負担する考えが伝えられたと説明していたが、直接そうした意向は示されてなかったと訂正した。服部氏が職員に納品書の提示を求めたため、独自に市の顧問弁護士に相談。その際にそごがあり、業者に私的な弁済は可能と誤って認識してしまい、服部氏に業者の口座番号が分かる明細を渡した。
 市教委が改めて市の顧問弁護士に問い合わせ、私的に業者に対して負担する行為は不適切だったと結論付けた。なお市に弁済することは問題ないという。
 赤飯は3月11日、市内5カ所の中学校で卒業祝いとして提供を予定していたが、保護者から東日本大震災の発生から15年の日と重なった点を指摘する連絡があり、服部氏ら市教委幹部が協議して取りやめを決定。調理済みの約2100食の赤飯は廃棄され、生徒たちには非常用の缶詰パンなどを配った。
 服部氏は3月末をもって、市教育長を退任し、文部科学省初等中等教育局視学官に転じた。
 4月から教育長に就任した平沢氏は「卒業を間近に控えた生徒たちのためのお祝い献立にもかかわらず、またフードロス削減や職員の推進に取り組んでいる中で、十分な検討や子どもたちの気持ちへの配慮が行き届かず大変反省している。今後はこれまで以上に子どもたちの気持ちに寄り添っていく」と陳謝した。
 さらに適正な報告連絡体制の構築と、適正な会計事務の執行など適切なガバナンス(統治)のもと、いわき市の教育行政を運営していくと誓った。一連の問題を受け、平沢氏は赤津教育部長ら市教委幹部と、担当課の職員を厳重注意処分とした。
 臨時記者会見に合わせ、平沢氏から今春の市立中学校卒業生と、保護者や市民らに向けてメッセージ<こちら>が出された。
 (写真:一連の経過を説明する平沢教育長=左=と赤津教育部長)

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