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泉ヶ丘のギャラリーいわき 31日まで「オールドノリタケ」魅力紹介

 「オールドノリタケ」と呼ばれる陶磁器がある。現在の総合セラミックスメーカー・ノリタケ(愛知県名古屋市)や、住宅設備大手・TOTO(福岡県北九州市)を興した森村市左衛門(1839~1919)が、明治時代に欧州の陶磁器産業に負けない技術を輸出したことにさかのぼる。
 泉ヶ丘のギャラリーいわきでは「明治・大正期に輸出された西洋陶磁器」と銘打ち、31日までその魅力の一端を伝えている。
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 「森村市左衛門は単に陶磁器を輸出したわけではない。日米間の不平等な通商条約をうれい、国力の流出を防ぐために始めた。アールヌーヴォーやアールデコといった最先端のデザインを取り入れ、現地で大成功を収めた」
 そう語るのは、オールドノリタケの研究の第一人者・竹内友章さん(68)=群馬県藤岡市=だ。
 竹内さんはニューヨークに本部を置くオールドノリタケの国際クラブで、日本人として初めての会長を務めたほか、現在は国内各地でコレクションを披露している。
 きっかけはおよそ35年前。米国で友人とジーンズの買い付けをした際、コレクターと知り合ってオールドノリタケを紹介されると、一気に魅了されたという。
 森村市左衛門についてもほれ込んだ。貿易で財を成すと公益に役立てようと、『学問のすゝめ』で知られる教育者・思想家の福沢諭吉や、生涯500社を築いた「日本資本主義の父」の渋沢栄一などを支援した。竹内さんは「NHK大河ドラマになってもいいくらいです」と笑う。
 オールドノリタケは1990年代に入って、日本にも逆輸入されるようになったが、「もっと多くの人の手に触れてほしい」と重ねる。
 会場には明治や大正期に手掛けられた花瓶や絵皿、カップソーサーなど約70点を展示。鮮やかで優しい色合いの数々は見る人を楽しませている。
 時間は午前11時~午後7時。29、30日午後1時からは、竹内さんによるギャラリートークも催される。
 (写真:ギャラリーいわきで開催中の「オールドノリタケ展」)

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