いわきＦＣ３連勝！ 大宮に２－１ ホームでは今季初白星

　サッカー・明治安田Ｊ２リーグの第１２節として、１８位のいわきＦＣは２９日、ホームのハワイアンズスタジアムいわきで、２位のＲＢ大宮アルディージャに２－１で勝利した。通算成績は３勝３分け６敗の勝ち点１２。順位は前節より１つ上げ、２０チーム中１７位に付けている。次節は５月３日、同じくホームのハワスタで、１８位のブラウブリッツ秋田と対戦する。キックオフは午後１時。
　いわきは本拠地での今季初白星を手にし、リーグ戦３連勝を飾った。試合は０－０で迎えた後半１０分、ＭＦ石渡ネルソン（１９）が敵陣右を突破し、ゴール前にクロスを上げると、オウンゴールを誘って先制。さらに１４分、ＭＦ五十嵐聖己（２３）が右サイドからロングスローを入れると、石渡が右足で軌道を変えてゴールを狙う。これを相手ＤＦがクリアしたところ、詰めたＤＦ堂鼻起暉（２６）が頭で合わせて追加点を決めた。
　終了間際にコーナーキックから失点を許すが、そのままタイムアップ。ホームのサポーターは歓喜の渦に包まれた。
　田村雄三監督（４２）は試合後、「たくさんの声援によって、ホームで勝利することができました」と謝意を示した。
　カターレ富山戦、Ｖ・ファーレン長崎戦と敵地での勝利に、選手たちと喜びを爆発させる姿が、クラブのＹｏｕＴｕｂｅチャンネルの「ＢＥＨＩＮＤ ＴＨＥ ＳＣＥＮＥＳ」で明かされたが、今回については「あえて皆さんを裏切ろうと静かにしています」と冗談めかしつつ、秋田戦もホームのアドバンテージ（優位性）を生かしながら、チーム一丸となって挑む決意を示した。
　（写真：追加点を決めた堂鼻と共に喜ぶ山口）