サッカー・J2いわきFCは13日、トップチーム全選手による「ホームタウン地域活動」を展開した。平一中、植田中、小名浜三小、神谷こども園に赴いたほか、子どもたちに基礎的な運動を提供する「いわきスポーツアスレチックアカデミー」に参加した。
このうち平一中にはGK佐々木雅士、DF堂鼻起暉、MF山口大輝の各選手が訪れ、全校生徒約450人に対して「夢授業」と銘打った講話を行った。
3選手は、いわきFCが東日本大震災・東京電力福島第一原発事故からの復興を目指して立ち上がったクラブとして、今年で10周年を迎えたことを紹介。単に勝利を目指すだけにとどまらず、地域とともに歩む重要性を呼びかけた。
またいわきの好きなところや仲の良い選手、将来の進路への向き合い方なども伝え、生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていた。
困難な状況と対峙した時を巡っては、山口選手が膝の大けがでリハビリを余儀なくされた際、友人との会話が救いになったと説明。「しんどい時に親友に電話をして、気持ちを落ち着かせることができた」と明かした。
その上で「2人でも3人でもいいので、みんなも何でも話せる友だちを中学生活の中でつくってほしい。絶対に将来役立つ」と人生の先輩としてエールを送った。
(写真:講話に立った山口、堂鼻、佐々木選手=左から)
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いわきFCの地域活動 平一中で講話 山口「何でも話せる友だちつくって」







