福島県いわき市のニュースやお悔やみ情報等をお届け

ニュース

高坂小6年・荒川魅朱さん ボクシング全日本王者懸けて戦う「将来の夢はプロ」

 3日に兵庫県立武道館(同県姫路市)で開幕する「第12回全日本UJ(アンダージュニア)ボクシング王者決定戦」(日本ボクシング連盟主催)に、いわき市から荒川魅朱さん(高坂小6年)が東日本代表として、小学生女子40kg級の部に出場する。
 ボクシング部が強豪で知られた旧磐城二高(現・磐城緑蔭中高)の関係者でつくる「磐城二高ボクシング教室」で研さんを積んでおり、将来はプロボクサーを夢見る逸材がまずは同世代の王者を懸けて戦う。
 荒川さんは「もともと空手を習っていたが、1度は諦めてしまった。そうした時に両親からボクシングを勧められ、始めたらとても面白かった」と笑顔を見せる。磐城二高ボクシング教室で週4回の練習に取り組んでいるほか、自主的に体を動かす機会をつくっているという。
 憧れの選手は、15日に米国で5度目の防衛線を控えるプロボクシング・WBO世界女子スーパーフライ級王者の晝田(ひるた)瑞希(29)だ。荒川さんもそうした華々しいリングで戦う日を思い描いている。
 9月で12歳を迎えるが、すでに大学ボクシング界からも熱視線が送られており、五輪選手も輩出する有名校から練習の誘いを受けている。練習にあたっては「きれいなボクシングを心掛けている」と明かし、常に美しいフォームからこぶしを繰り出している。
 小学生によるボクシングの試合は1ラウンド1分30秒の3ラウンド制。7月には東日本選考会が茨城県水戸市のアダストリア みと アリーナで行われ、1本勝負の決勝で5―0の判定勝ちを収めて全日本に進んだ。
 7月31日には市役所本庁舎を訪れ、内田市長に大会出場を報告。荒川さんは「全力を尽くして優勝を目指したい」と意気込みを示した。懇談の席上でシャドーを披露すると、内田市長は「間合いの取り方や迫力が違う。ぜひ日本一に輝いて、いわき市に明るいニュースをもたらしてほしい」と激励した。
 表敬訪問には父・義陳さん、母・友美さん、山守章二市議が同席した。
 (写真:全日本王者を目指して意気込む荒川さん)

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

カテゴリー

月別アーカイブ

広告バナー(常光サービス)
More forecasts: 東京 天気 10 日間

関連記事

PAGE TOP