東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故から2回目、内堀知事が誕生して初めてとなる第18回県議選が15日に行われ、即日開票された。投票率は45・51%で、前回(平成23年)から0・87ポイント上がった▼定数10のいわき市選挙区には過去最多の16人が立候補、県内最激戦区となった。民主党が8年ぶりに2議席を獲得、共産党は2議席を守った。現職2人が落選し、新人3人が初当選を果たすなど、新人の頑張りも目立った▼公職選挙法等の一部を改正する法律が公布され、選挙権の年齢が満18歳以上となる。来夏に予定されている参院選から適用される予定。選挙権が満18歳以上に引き下げられ、投票率がどう変わるか興味深い▼集中復興期間が27年度で終了し、震災と原発事故からの復興に向け、課題が山積している。これからの福島県、いわき市をどうしていくか、当選した10人には公約などで掲げた政策の実現を目指して、県政の場で活躍してほしい。