いわき市 新たな減塩レシピブック配布中 おいしさそのまま健康に

　いわき市役所の管理栄養士で構成する「ひとしおＬａｂ（ラボ）」は、新たな減塩レシピブックを配布している。
　市検診結果によると、いわき市の１日当たりの食塩摂取量は２０２３（令和５）年度、男性が９・３ｇ（国の目標値より１・８ｇ多い）、女性が８・８ｇ（同２・３ｇ多い）で、塩分を取りすぎていることが分かっており、市民の健康を守る取り組みとして行った。
　レシピブックでは「トマト麻婆豆腐」「豆苗のふわたまマヨ炒め」「トマトたっぷりハヤシライス」「お豆腐つくね ねぎま風」「野菜たっぷりトマトキーネ」「具だくさんのトマト酸辣湯」の６種類を紹介。１人当たりの食塩は０・７～１・６ｇに抑えているほか、いわき市産品を代表するトマトを使う料理を多く盛り込んだ。
　市健康づくり推進課の主任栄養技師・木村繭子さんは「どうしても減塩すると味が薄くておいしくないイメージがあるが、レシピブックを通じ、健康でおいしい料理を作ってほしい」と呼びかける。
　２万５千部作成。市内のスーパーマーケット（マルト、イオン）、各公民館・図書館・地区保健福祉センターに設置してある。市ホームページ＜こちら＞でも閲覧できる。
　（写真：ひとしおラボで配布している減塩レシピブック）