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川前の地域おこし協力隊に三瓶さん着任 バリスタの経験生かして活性化を
川前地区の地域おこし協力隊に、平出身で田村郡三春町から転居した三瓶英子さん(50)が着任した。
JR磐越東線の川前駅を活用した地域活性化や、交流サイト(SNS)を通じた地区の情報発信などが活動の柱となり、三瓶さんは前職のバリスタを生かしながら中山間地振興を図っていく。任期は1日から来年3月末まで(最大で3年間の延長可)。
任命式は2日、市役所本庁舎で開かれ、内田市長から三瓶さんに委嘱状が手渡された。
内田市長は磐越東線の沿線自治体が連携し、利用促進に努めている現状を紹介。また川前地区の地域おこし協力隊は、2020(令和2)~23年に三戸大輔さん(38)が寒冷な気候を生かしたクラフトビール造りに挑み、今年4月に一般販売を実現させたとあって、三瓶さんのコーヒーとのコラボも期待していると呼びかけた。
こうした要望に、三瓶さんは「私の特技を生かし、川前地区を盛り上げていきたい」と意気込む。鉄道駅が立地する利点を踏まえ、中通りからも川前地区に来訪する環境を築きたいとも語り、地元のために何でもやりたいと笑顔を見せた。
市地域振興課によると、いわき市の地域おこし協力隊員は三瓶さんを含め9人。
(写真:地域おこし協力隊として意気込む三瓶さん)