市は17日、開会中の市議会6月定例会に対し、4件の追加提案を発表し、一般会計補正予算には2億2228万6千円を計上した。定例会最終日の19日に提出する。
このうち補正予算には物価高騰を踏まえ、政府の予備費を基に、市に1億1256万5千円が交付される方針となったため、家計に対する影響の緩和を狙いとし、独自の取り組みとなるガソリン・灯油等購入支援事業費に2億1922万8千円を盛り込んでいる。
同事業費に伴い、全国石油業共済協同組合連合会が発行する「ガソリン券ギフト」にプレミアム分を乗せ、4千円で6千円分(1千円×6枚)を購入できるようにする。販売は8月からの見込みで、取り扱いは市内56カ所(予定)で8万3千セット(1人1セットまで)。
購入にあたっては、通信アプリ「LINE(ライン)」の市公式アカウントによる「スマホ市役所」のチェック機能を活用し、運転免許証等で市民であることを確認してもらう。スマホ市役所の友達追加は給油所店頭でも、QRコードを読み取ることで可。
市によると、政府が電気・都市ガス、県がLPガスの支援を進めることから、市はガソリン・灯油への助成を決めた。
条例改正案としては、公職選挙法の一部改正に伴い、市長選・市議選のビラ、ポスターの作成費用について公費負担限度額を増額するほか、投票立会人などの選挙にかかわる担当者の報酬額を引き上げる。
併せて補正予算案では選挙執行経費として、7月20日に想定される参院選に178万8千円、9月7日に行われる任期満了に伴う市長選に127万円を付けている。
(資料写真:いわき市役所)
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いわき市 ガソリン券ギフトに独自のプレミアム付与 8月から販売へ
