小名浜まちづくり市民会議(小沼郁亙会長)は27日から、イオンモールいわき小名浜の壁面を活用し、夜間におけるプロジェクションマッピングイベント「3Dフラおじさんのいわきタッチナビ」を始めた。
いわきコンピュータ・カレッジの学生による2024(令和6)年度卒業研究として、いわき観光情報ナビゲーター・フラおじさんを3次元で投影しながら、地元の魅力を発信する情報案内コンテンツとなっている。7月27日まで。
プロジェクションマッピングは横24m×高さ17mの大きさで、フラおじさんがダイナミックに動きながら、いわき市の観光地や名産品、サッカー・J2いわきFCなどを紹介。地元にまつわるクイズも披露するなど、約60種類の内容が用意されている。
制作は四倉町の映像制作会社で、国宝白水阿弥陀堂のプロジェクションマッピングや、市石炭・化石館「ほるる」の夜間イベントなどを手がける「SHANME(シャンメ)」(渡辺雅也代表取締役)が担当した。通常の投影とは異なる試みとして、アクアマリンパークに設置されたタッチパネルを操作してもらうことで、希望するプロジェクションマッピングを壁面に映し出す。
またイベントは、大型観光キャンペーン「ふくしまプレデスティネーションキャンペーン」の一環として展開されている。
小沼会長は「若い人材の皆さんが小名浜・いわきの観光に目を向け、思いを共有できることは大変うれしい。来年のふくしまデスティネーションキャンペーンへの機運を高めるとともに、多くの方がフラおじさんを通じて地元を楽しんでもらえれば」と語った。
時間は午後7時半~10時。期間中はイオンモールアプリを通じ、クイズの正解画面とクーポンを提示すると、限定パッケージのコーヒーが進呈される。クイズは午後7時半~8時半に登場し、引換場所はイオンモールいわき小名浜の2階インフォメーション。
併せて27日から、イオンモールいわき小名浜の2階マリンコートに、同じくいわきコンピュータ・カレッジの学生による卒業研究から、音声ツールを使った「しゃべるフラおじさん」が設置された。従来のモニュメントがリニューアルされ、近くに立つと自動でおしゃべりをする。
(写真:プロジェクションマッピングとなったフラおじさん)
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飛び出すフラおじさん イオンモールいわき小名浜でプロジェクションマッピング
